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勉強も集中できると、楽しくなります。

勉強がたいへんになるのは、勉強の楽しさに気づけないからだ。

気づけば、すぐに向上できる。

成功体験が不足すると、向上できないです。

私は、中学時代の進学塾での授業でしたが。数学の図形の証明問題で、自分だけ正解した解法は、今でもシッカリと覚えています。証明が得意になった成功体験ですから。反対に、入試のために覚えなくてはならなかった歴史の年表は、努力したのに、全部忘れています。このように、勉強は、成功体験で、得意になると、忘れてもよいかもしれないことでも、忘れないものです。私の十数年の学校教員の経験からですが、この成功体験の違いは我が国の教育の場で、まだまだ、良い方向に反映されていません。

合格点をとるべき➡学習時間を多くするべき➡わからない➡つらい➡不安➡ストレス➡記憶力低下➡学力不振になる   ①は、 べきであるからスタートした勉強

 

興味や関心がある➡楽しい➡学習時間を多くしたい➡成功体験➡自信➡記憶力がよくなる➡学力向上➡合格点はあたりまえに      ②は、興味や関心からスタートした勉強

集中できると、しあわせになります。


     例えば、好きなゲーム、旅行、スポーツ、映画鑑賞、マンガなど、それを行ったり、鑑賞したりする時は、私たちは楽しいですね。それは、夢中になって、それに集中しているからです。集中は、幸せになる時間です。

それでは、勉強の場合は、楽しいでしょうか、しあわせでしょうか?

「はい、楽しいです。」と、返事が返ってくれば、もうそれで正解ですから、この後は不必要です。

「いいえ。楽しくないです。」であれば、どうして、楽しくないのか、しあわせではないのか、これが問題ですね。

    

     ところで、好きなマンガがあったとしましょう。それが、嫌いになる方法を考えてみます。

例えば、そのマンガを読んだら、感想文を書きなさい。採点します、そして、基準よりも低い点数ならば、放課後残って、もう一度やり直すように。また、次の期末試験でも感想文を書いてもらいます。その成績は、順番をつけて、あなたの受験に関係しますので、気を抜かないように注意してください。

 こうなると、マンガも感想文を書いて、残される、成績がつく、受験に関係するとなれば、心配になります。感想文の 成績が100点ならば安心しますが、30点、40点ならば、好きなマンガだったのに、やがては、 つらいものに。さらに、毎日のようにマンガの課題が出ますと、マンガを嫌になってしまいます。

     このようにして、マンガが好きであった人も、嫌いになるシステム(仕組み)が完成して、人の気持ちを変えられるのです。ところで、このシステム(仕組み)は、私たちの日々の勉強のシステムと似ています、いいえ、同じです。このように、成績が下がるとつらくて、嫌いになります。そのシステムは、成果を出さないといけない責任感から、結局は勉強に集中できないものです。つらくて効率が悪く悪循環で、さらに、成績が下がります。

    これは、マンガも勉強も、同じようなものです。学校などでは、もちろん、個人の能力の適性を評価することは、大事なことです。優劣、勝ち負け、合否の競争が悪いとは思いません。ただ、好きだったものが、負けそうになって、弱気になり、苦手になる。そして、集中力が低下して、つらいものとなるこのシステムに乗らないでほしいのです。例えば、マイナスの評価で、心に痛手を受けて不幸にならないで、その評価を活用して、次なる楽しさを発見してもらいたい。勉強は、本来は、好きなマンガと似たもの、楽しいもの、集中すれば幸せになるものと信じてもらえないでしょうか?

     集中できない勉強を続けることは、マイナスです。だからと言って、勉強しないのも、それ以上にマイナスです。一番良いのは、勉強を集中できるものにすること、集中できるから 、周囲から、それは苦労に見えても、本人は楽しくになるのです。この良い循環が、学力を伸ばすのです。

具体的には、一番上の各メニューより、そのページも参考にして下さい。